松谷医院

松谷医院は有田川町で内科、循環器内科の診療をしている医院です。

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健康な毎日の為に

『メタボリックシンドローム』について


現代社会では飽食と運動不足を背景として、栄養過多の状態が持続し、
内臓脂肪の蓄積、血圧上昇、高血糖(インスリン抵抗性)、
脂質異常を合併する人たちが高率に存在しています。

このような状態が続くと、動脈硬化が進行し、
心血管疾患が発症しやすくなります。そこで2005年に内科系8学会の
合同委員会でメタボリックシンドロ-ムの診断基準が公表されました。
この基準では内臓脂肪蓄積をウエスト周囲径で評価し、
それに加え2つ以上の心血管リスクファクターを有している
としたものです。(下記参照)

この基準では通常の健康診断で、
メタボリックシンドロ-ムの診断が可能であり、
個人にあった食事指導、運動の奨励などを行い、
リスクファクタ-を少しでも減らすことが重要と考えられます。
※この基準には高コレステロ-ル血症が含まれていませんが、
高コレステロ-ル血症は動脈硬化の危険因子であり、
放置せずに治療する必要があります。
また、腹部肥満がなくても高血圧、糖尿病、脂質異常症は
動脈硬化の危険因子であり、放置するべきでないのは当然です。

2006年の厚生労働省の報告では、メタボリックシンドロ-ムおよび
その予備軍は約2700万人いると推定されています。
また、禁煙も癌予防だけだなく、狭心症、脳梗塞など心血管疾患の
予防には重要です。地域において健康診断のデ-タを生かし、
一人ひとりが生活習慣を改善し、心血管疾患予防を行う
健康対策が重要と考えられます。

メタボリックシンドロームの診断基準

内臓脂肪の蓄積
ウエスト周囲径(おへその高さの腹囲)
男性:85cm以上  女性:90cm以上
(内臓脂肪面積 男女とも100cm2以上に相当)
上記に加え下記1~3のうち2項目以上
1.高トリグリセリド血症 ( TG ≧ 150mg/dl )
かつ、または
低HDLコレステロ-ル血症 ( HDL < 40mg/dl )

2.収縮期血圧 130 mmHg 以上
かつ、または
拡張期血圧 85 mmHg 以上

3.空腹時血糖 110mg/dl 以上

記事の詳細を記述します。